FROL05  光源加速器  8月10日 特別会議室1 10:00 - 10:20
KEK-PFにおけるビームベース測定を用いた入射効率改善のための研究
Study for improving the injection efficiency using beam based measurement at KEK-PF
 
○平野 広太(広島大学理学研究科),原田 健太郎,長橋 進也,上田 明,帯名 崇,高井 良太,高木 宏之,東 直,小林 幸則(高エネ研)
○Kota Hirano (Hiroshima University), Kentaro Harada, Shinya Nagahashi, Akira Ueda, Takashi Obina, Ryota Takai, Hiroyuki Takaki, Nao Higashi, Yukinori Kobayashi (KEK)
 
KEK-PFでは2011年の東日本震災によって生じた、ビーム輸送路の電磁石やセプタム電磁石等のアライメント誤差などが原因で入射効率の低下が問題となっている。特にセプタム電磁石は設計の古さから測量や調整が不可能である。また入射効率低下の原因に、各キッカー電磁石の振幅精度や励磁タイミングの不揃いなどが考えられている。本研究ではキッカー・セプタム電磁石の最適化を行い、入射効率の改善を行った。これはビームベースによる入射パラメータの測定から調整した。発表では、ビームベースでの入射パラメータの測定について、概要、測定結果、考察、今後の課題について報告する。