WEOL01  加速器応用・産業利用1/加速器土木・放射線防護1  8月10日 国際会議室 10:10 - 10:30
可搬型高エネルギーX線源による橋梁検査向け部分角度CT再構成の研究
Study on Partial CT Reconstruction for Bridge Inspection with the Portable High Energy X-ray Source
 
○矢野 亮太,竹内 大智(東大 工学系 原子力国際専攻),上坂 充(東大 工学系 原子力専攻),草野 譲一((株)アキュセラ),土橋 克広(東大 工学系 原子力専攻),丸山 夏代((株)日立パワーソリューションズ),村田 健太郎((株)XIT),立若 正弘((株)関東技研),大島 義信(土木研究所)
○Ryota Yano (Uesaka-lab, Dept. of NEM, Grad. School of Eng. , The Univ. of Tokyo), Hiroaki Takeuchi, Mitsuru Uesaka (Dept. of NEM, Grad. School of Eng. , The Univ. of Tokyo), Joichi Kusano (Accuthela Inc.), Katsuhiro Dobashi (Dept. of Nuclear Engineering, Grad. School of Eng. , The Univ. of Tokyo), Natsuyo Maruyama (Hitachi Power Solutions Co., Ltd.), Kentaro Murata (XIT Inc.,), Masahiro Tatewaka (Kanto-Giken), Yoshinobu Oshima (Public Works Research Institute)
 
2015年11月に可搬型高エネルギーX線源を用いて、新潟県妙高市に位置している妙高大橋において、透過X線画像を撮像する実地試験を行い、橋梁のコンクリート部に埋め込まれている、より線状のPCワイヤの損傷状況を可視化することに成功した。その結果を用いることで、橋梁の耐力の減少度を推定することに成功した。一方で耐力の推定を目視で行ったこともあり、精度のさらなる向上が望まれている。 本研究ではこのインフラ検査システムにおいて、より詳細な健全性評価を行うために、現在主に医療や小型工業の非破壊検査で利用されている、検査体の断面画像を得ることが可能な部分角度CTをPCコンクリート対に適用することを目標としている。そのために、実験室系において、PCコンクリート試験体を用いて、X線の照射角度と角度の刻みによって再構成画像がどのように変化するか測定を行い、実橋梁における適用可能性を検討した。