TUP089 加速器制御 8月9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10 |
EPICSを用いたSuperKEKB最終集束系超伝導磁石システムビームライン磁場測定制御ソフトウェアの開発 |
Development of magnetic field measurement control software system of superconducting quadrupole magnets for final focus of SuperKEKB using EPICS |
○浅野 和哉(関東情報サービス(株)),岩崎 昌子,大内 徳人,有本 靖,王 旭東(高エネルギー加速器研究機構) |
○Kazuya Asano (Kanto Information Service Co.,Ltd.), Masako Iwasaki, Norihito Ohuchi, Yasushi Arimoto, Xudong Wang (KEK) |
高エネルギー加速器研究機構(KEK)では、KEKB電子・陽電子ビーム衝突型加速器を用いたBファクトリー実験が行われてきた。現在、KEKB加速器の更なる高輝度化を目的として、SuperKEKB加速器の建設が進められており、2016年2月より試験運転されている。 SuperKEKB加速器では、KEKB加速器で記録した世界最高の電子・陽電子衝突頻度を約40倍に高めることを目標としている。この高輝度化において、SuperKEKB加速器の心臓部である電子・陽電子ビーム衝突部のビーム最終収束用超伝導電磁石システムのデザインを更新し、新規に超伝導電磁石を製作する。そこで我々は、EPICSを用いた最終集束系超伝導磁石システムビームライン磁場測定制御ソフトウェアを開発した。ユーザーインターフェースにはControl System Studio(CSS)を用いている。本システムでは磁場測定用プローブの位置設定及び測定、電磁石電源の電流値設定及び測定、測定磁場データ収集までを自動で行うことができる。これらの詳細について報告する。 |