TUP076  ビーム診断・ビーム制御  8月9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
J-PARC MR用DCCTの性能評価
Present performance of a DCCT for J-PARC MR
 
○佐藤 健一郎,外山 毅,手島 昌己(KEK/J-PARC)
○Kenichirou Satou, Takeshi Toyama, Masaki Tejima (KEK/J-PARC)
 
Direct Current Current-Transformer(DCCT)はMRのビーム強度を高精度に測定するモニタであるが、その出力波形の変動を測定することにより、ビームロスパワーの絶対値を測定できる。現在、測定されるビームロスパワーと、4極電磁石毎に設置されたBLMから得られるビームロス分布から、ビーム調整が行われている。本DCCTは、測定精度1%以内を目指して設計されているが、DCCTのステップレスポンスを補正することにより、信号追従性と精度が向上し、精度が0.1%程度に改善できることが報告されている。本発表ではステップレスポンス補正の実装方法と、実際に得られる性能を報告する。