TUP036  高周波源  8月9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
ILC用マルクス電源の複数段ユニットにおける定電圧制御
Constant voltage control for a multi stage unit of a Marx generator for the ILC
 
○林 拓実,鈴木 隆太郎,佐々木 尋章,江 偉華(長岡技大),徳地 明,澤村 陽(パルスパワー技術研究所),明本 光生,中島 啓光,川村 真人(高エネルギー加速器研究機構)
○Takumi Hayashi, Ryutaro Suzuki, Hirofumi Sasaki, Jiang Weihua (NUT), Akira Tokuchi, Yo Sawamura (PPJ), Mitsuo Akemoto, Hiromitsu Nakajima, Masato Kawamura (KEK)
 
現在ILC(International Linear Collider)計画用のマルチビームクライストロン用電源開発を行っている。この電源に求められるのは、-120kV(±0.5%),140A,1.7ms,5ppsという高出力かつ長パルスの出力、さらに電源の小型化、低コスト化、高信頼性などが要求されている。我々はこれらの要求を満たす電源としてチョッパ型マルクス電源の開発を行っている。 マルクス回路は構成上高圧の電位が浮いている回路である。ここで重要となる技術的課題として、高圧側で電位が浮いている主回路への給電及び主回路の充電電圧の制御が挙げられる。そこで我々は高周波トランスを用いて絶縁を確保した。また高圧側で電圧判定をし、光ファイバーで地上側のインバータを制御することで主回路の定電圧制御を行った。本発表では単独ユニット及び複数段ユニットを重畳した場合の充電電圧の制御結果について報告する。