TUOL01  加速器制御/電磁石と電源1  8月9日 国際会議室 9:00 - 9:20
MADOCA IIデータ収集フレームワークの開発
Development of MADOCA II data collection framework
 
○松本 崇博,古川 行人,濱田 洋輔((公財)高輝度光科学研究センター)
○Takahiro Matsumoto, Yukito Furukawa, Yousuke Hamada (JASRI)
 
SPring-8では制御フレームワークにMADOCA (Message And Database Oriented Architecture)を採用し長年運用してきたが、 現状及び将来計画であるSPring-8-IIでの要求を満たすため、現在、次世代制御フレームワークMADOCA IIの開発を進めている。メッセージング及びデータ蓄積に関するMADOCA II化は完了し、2013年以後にSPring-8制御系に実装された。本発表では、MADOCA IIデータ収集フレームワークの設計及び開発の現状を報告する。MADOCA IIデータ収集フレームワークでは、今まで課題となってきた、 定周期およびEvent型など様々なデータ収集の一元管理、ポイントデータや波形データなど多様なデータ形式でのデータ収集、テンポラリDBを用いたデータ収集試験、信号登録の簡易化が対応できるように設計をし、その開発を進めている。LabVIEWでのデータ収集もLabVIEW-MADOCA IIを介して実装でき、複数信号を纏めてメッセージ送受信することで数百点/秒でのデータ収集 が実現できる。定周期データ収集に関しては2016年3月に SPring-8制御系に実装し、151のホストにおいて MADOCA IIデータ収集運用を安定に開始することができた。