MOP099 加速器制御 8月8日 コンベンションホール 13:10 - 15:10 |
RIBF制御系への統合のためのHyperECRイオン源制御システムアップグレード |
Upgrade of HyperECR Ion Source Control System for System Integration at RIBF |
西村 誠(住重加速器サービス),○内山 暁仁(理研仁科センター),大城 幸光(東大CNS) |
Makoto Nishimura (SHI Accelerator Service Ltd.), ○Akito Uchiyama (RIKEN Nishina Center), Yukimitsu Ohshiro (CNS, University of Tokyo) |
理研RIBFでは初段加速器の一つにAVFサイクロトロンがあり、ビーム生成のためにHyperECRイオン源が実装されている。その制御系は現場イオン源室に設置されたPCと各コントローラが直接RS-232Cやイーサネットで接続されたシステムでRIBF制御系とは完全に独立していた。加速器オペレーション中にHyperECRイオン源を調整する際はRIBF制御室からリモートデスクトップで現場PCにログインし制御していたが、クライアントシステムが異なる事から、例えばデータを同じ時系列で表示する事が困難といった、オペレーションする上での様々な問題点があった。一方RIBFではEPICS(Experimental Physics and Industrial Control System)を用いて制御系が構築されているが、 HyperECRイオン源は東大CNSが運営している事から、加速器側オペレーションの都合のみで一方的に制御手法をEPICSに変更するということは現実的ではない。よってコントローラを更新せずに、従来の制御手法を残したまま、EPICSでも制御可能なシステム設計が求められる。本発表では、HyperECRイオン源の制御コントローラ(MELSEC Aシリーズ, Xicom TWTA)のRIBF制御系との統合手法とオペレーション効率化のためのクライアントシステムについて述べる。 |