MOP046  粒子源  8月8日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
入力カプラー付き20K C-band 2.6セル高周波電子銃低電力試験空洞の低温試験
Low-Temperature Test of 20K C-Band 2.6 Cell RF-Gun Test Cavity with Input Coupler
 
○境 武志,田中 俊成,中尾 圭佐,野上 杏子,高塚 健人,早川 建,早川 恭史(日大量科研),高富 俊和,佐藤 大輔,福田 将史,吉田 光宏,照沼 信浩,浦川 順治(高エネ研)
○Takeshi Sakai, Toshinari Tanaka, Keisuke Nakao, Kyoko Nogami, Kento Takatsuka, Ken Hayakawa, Yasushi Hayakawa (LEBRA, Nihon University), Toshikazu Takatomi, Daisuke Satoh, Masafumi Fukuda, Mitsuhiro Yoshida, Nobuhiro Terunuma, Juniji Urakawa (KEK)
 
日本大学では、文部科学省「光・量子融合連携研究開発プログラム」の「光・量子ビーム技術の融合・連携促進のための基盤技術開発」の助成を受けて、20K程度まで冷却した高純度銅による低損失常伝導高周波空洞を用いたC バンド(5712 MHz)動作の高周波電子銃の基礎的開発を行ってきた。矩形導波管から円筒導波管への変換RF入力カプラーを備えた2.6 セルのπモード空洞について検討を行い、これまでにNISTによる高純度銅材の低温特性データを考慮し、SUPERFISH、CST-STUDIOを用いたシミュレーションによってカプラー及び空洞形状最適化を行った。空洞はKEKでの超精密加工により製作を行い、室温での測定に引き続きKEKにおいて20 Kでの低電力試験を行った。試験の結果、ほぼCST-STUDIOでの設計通りの特性が得られていることを確認した。本発表では、シミュレーション及び20 K冷却時のRF特性測定結果に関して報告する。