MOP003  ハドロン加速器  8月8日 コンベンションホール 13:10 - 15:10
J-PARCリニアッ クMEBT1部垂直コリメーターの開発
Development of a vertical collimator at the MEBT1 of J-PARC Linac
 
○杉村 高志,丸田 朋史(KEK),平野 耕一郎(JAEA)
○Takashi Sugimura, Tomofumi Maruta (KEK), Koichiro Hirano (JAEA)
 
J-PARC リニアックでは、イオン源、RFQ(高周波四重極型リニアック)で 3MeVに加速されたビームを、MEBT1(中間エネルギービーム輸送系)でマッチング及びパルス成形を行いDTL(ドリフトチューブ型リニアック)に入射している。 現在の運転パラメータは、ビーム電流40 mA、繰り返し25 Hz, ビームパルス幅500μsであるが、ビーム強度を50mA、50Hz、500μsに増強することを計画している。 加速器で大強度ビームを得るためには、ビームロスを出来得る限り軽減しておくことが必須である。 そこで、ビームシミュレーションをした結果、MEBT1に新たに垂直方向のコリメーターを設置することによって、DTLにおけるビームロスを軽減できることが分かった。 本発表では、上記目的のため、MEBT1に設置する垂直方向コリメーターの設計及び製作状況について報告する。