FSP017 施設現状報告ポスター 8月8,9日 コンベンションホール 13:10 - 15:10 |
日大LEBRA電子線形加速器とTHz光源開発の現状 |
Status of Electron Linac and THz Source Development at LEBRA in Nihon University |
○野上 杏子,早川 建,田中 俊成,早川 恭史,境 武志,佐藤 勇(日大量科研),清 紀弘,小川 博嗣(産総研),榎本 收志,大澤 哲,福田 茂樹,設楽 哲夫,古川 和朗,道園 真一郎,土屋 公央,吉田 光宏,山本 樹(高エネ研) |
○Kyoko Nogami, Ken Hayakawa, Toshinari Tanaka, Yasushi Hayakawa, Takeshi Sakai, Isamu Sato (LEBRA, Nihon University), Norihiro Sei, Hiroshi Ogawa (AIST), Atsushi Enomoto, Satoshi Ohsawa, Shigeki Fukuda, Tetsuo Shidara, Kazuro Furukawa, Shinichiro Michizono, Kimichika Tsuchiya, Mitsuhiro Yoshida, Shigeru Yamamoto (KEK) |
2015年度において日本大学電子線利用研究施設(LEBRA)の125MeV電子リニアックは172日稼動し、自由電子レーザー(FEL)、パラメトリックX線(PXR)、THz光発生を目的に約645時間の電子ビーム加速を行った。例年より稼働実績が減少しており、これは集束電磁石用電源やクーリングタワー用ポンプの故障により、1ヶ月程度加速器運転ができなかったことが原因である。また近年、クライストロン1号機RF出力窓での放電が頻発しているため、パルス幅20μsで電子ビーム加速が困難になっている。利用実験を優先するためパルス幅を短く(〜15μs)して、FELユーザー実験に対応している。さらに、2010年から産業技術総合研究所と共同で進めてきたTHz光源開発では、FELラインで発生するTHz光に加え、PXRラインで発生するTHz光も詳しい特性を調べ、ユーザー利用に対応できるようにPXR発生装置下流のチェンバーを改良し取り出しのための専用ラインを整備した。 |