SUP100 ポスターセッション2 8月4日 豊田講堂2階ロビー 13:00 - 15:00 |
SuperKEKBイクストラクションウィンドウの熱衝撃解析 |
ESTIMATION OF TEHRMAL SHOCKS OF EXTRACTION WINDOW FOR SuperKEKB |
○照井 真司,菊池 光男,三増 俊広(KEK) |
○Shinji Terui, Mitsuo Kikuchi, Toshihiro Mimashi (KEK) |
SuperKEKBの陽電子リングの最大ビーム電流は、KEKBのそれと比較すると、約2倍大きくなる。これに伴い、ビームをアボートしたときに、窓で損失するエネルギーも大きくなる。窓は放射長に比して非常に薄いためビームは電離損失過程によりエネルギーを失い、それは最終的には熱に変わる。同じ場所にビームを当て続けると窓の温度が急上昇し、融点を超えてしまうので、バンチ列を縦方向にスイープし、同じ場所にあてないようにしている。温度上昇が急激なため、熱応力は波として窓物質内を音速度で伝播する。バンチ列の先頭部がつくる応力波は後続のバンチがつくる応力波と干渉すると考えられる。この応力波の圧力が窓材質の破壊限度を超えるか否かが問題となる。本年会では解析ソフトLS-DYNAを用いて行った窓の衝撃解析の結果を報告する。 |