SUP096 ポスターセッション2 8月4日 豊田講堂2階ロビー 13:00 - 15:00 |
BPM・LLRFシステムでのμTCAボード間高速データ通信 |
MicroTCA inter-board data communications applied to BPM and LLRF systems |
○林 和孝(三菱電機特機システム),赤井 和憲,石井 仁,帯名 崇,片桐 広明,小林 鉄也,飛山 真理,中西 功太,福間 均,古川 和朗,三浦 孝子,森 健児(KEK),岩城 孝志,漁師 雅次(三菱電機特機システム) |
○Kazutaka Hayashi (Mitsubishi Electric TOKKI System), Kazunori Akai, Hitoshi Ishii, Takashi Obina, Hiroaki Katagiri, Tetsuya Kobayashi, Makoto Tobiyama, Kota Nakanishi, Hitoshi Fukuma, Kazuro Furukawa, Takako Miura, Kenji Mori (KEK), Takashi Iwaki, Masatsugu Ryoushi (Mitsubishi Electric TOKKI System) |
μTCA規格をプラットフォームとする独自のFPGA制御ボードを、LLRFシステム(加速空洞の振幅・位相制御、チューナー制御)やBPMシステム(ビーム位置計算)に適用している。FPGA制御ボードには4ch ADC/2ch DACとDIOを搭載し、1台のボード内でリアルタイムに制御・計算の機能を実現している。ボードに搭載したEPICS IOCにより、Channel Access通信を用いてボード間やシステムと連携した制御を行っている。 制御ボード間に高速データ通信を追加し、リアルタイムな連携を図ることで、機能拡張性が大きく向上する。本報告では、リダンダント構成のμTCA規格シェルフのバックボード配線路、及び、新たに開発した演算処理ボードにより実現させたリアルタイム連携と、BPM・LLRFシステムへの適用例を述べる。 軌道フィードバック用BPM装置では、SuperKEKBの衝突点近傍のBPM4台(FPGA制御ボード4台)で得られた位置情報を高速データ伝送で、演算処理ボードに収集して、高度なビーム位置補正演算を行う仕組みに適用した。 SuperKEKBの陽電子ダンピングリングでは、最大3台の加速空洞を1台のクライストロンとLLRFで制御する。多信号入力と入射器イベント毎の加速位相制御を想定し、前述の演算処理ボードをベースにイベントレシーバーに仕立て、各FPGA制御ボードと高速データ通信を適用した。 |