SUP087 ポスターセッション2 8月4日 豊田講堂2階ロビー 13:00 - 15:00 |
J-PARC遅い取り出しにおけるスピル構造の研究 |
The Research of Spill Structure For J-PARC Slow Extraction |
○木村 琢郎,岡村 勝也,白壁 義久,下川 哲司,冨澤 正人,中川 秀利,武藤 亮太郎,柳岡 栄一(高エネルギー加速器研究機構),清道 明男(高輝度光科学研究センター) |
○Takuro Kimura, Katsuya Okamura, Yoshihisa Shirakabe, Tetsushi Shimogawa, Masahito Tomizawa, Hidetoshi Nakagawa, Ryotaro Muto, Eiichi Yanaoka (KEK), Akio Kiyomichi (SPring-8/JASRI) |
J-PARCのメインリングからハドロン実験施設に取り出される遅い取り出しビームは、原子核や素粒子などの様々な物理実験に利用される。特に実験側からは取り出しビームの時間構造を表す、スピルを平坦で安定させることが求められている。そこでリップルを低減させ、スピルを平坦化するためにスピルフィードバックシステムを用いている。 スピルフィードバックシステムはスピル制御用電磁石とその電磁石の励磁パターンを導くフィードバック装置で構成される。 スピル制御用電磁石は、取り出し用4極電磁石(Extraction Q Magnet: EQ)及び高速リップル除去用4極電磁石(Ripple Q Magnet: RQ)の2種類で構成される。 スピルモニタの信号から最適なEQ及びRQの励磁パターンを作り出すため、高速のDSPによるディジタルフィードバックシステムを用いた制御を行っている。 DSPを用いたスピルフィードバック制御のアルゴリズムを改良していくことで、スピルの構造がどのように改善されるか、スピル制御用電磁石の動作状態及びスピルフィードバック制御のアルゴリズムの改良点など最新の研究結果を報告します。 |