SUP081 ポスターセッション2 8月4日 豊田講堂2階ロビー 13:00 - 15:00 |
RIBF制御系における仮想化技術を用いたシステム設計と運用 |
System Design and Implementation using Virtualization Technology for RIBF Control System |
○内山 暁仁,込山 美咲,福西 暢尚(理研仁科センター) |
○Akito Uchiyama, Misaki Komiyama, Nobuhisa Fukunishi (RIKEN Nishina Center) |
RIBF制御系は主にEPICS(Experimental Physics and Industrial Control System)を用いた分散制御システムで構築されている。RIBFの前身であるRARFでは、サーバにHP-UX, EPICS IOC (Input/Output Controller)にvxWorksを採用して2001年頃より運用が開始された。その後EPICS R3.14よりLinuxがサポートされたため、RIBF制御系ではサーバ、EPICS IOCともにOSにLinuxを採用するケースが多くなった。 2008年にはNFS (Network File System)の様な重要なサービスの予期せぬ停止を防ぐ目的で、オープンソースソフトウェアであるDRBD, Heartbeatを用いた高可用性システムの運用を開始した。その後サーバ耐用年数が経過した事を背景に、更新後の新システムでは高可用性だけでなくサーバリソースの運用効率の向上を実現させるため、共有ストレージにNAS、仮想環境にVMware vSphereを採用してシステムを設計、本年度より運用を開始した。現在、仮想環境で提供しているサービスはDNS(Domain Name System), HTTP, PostgreSQL, MySQL, EPICS CA (Channel Access) gateway, EPICS IOCである。 本会議ではシステム設計と現在の運用状況を詳細に報告する。 |