SUP014 ポスターセッション2 8月4日 豊田講堂1階アトリウム 13:00 - 15:00 |
九州大学FFAG加速器のビームコミッショニングの現状 |
Present status of beam commissioning of FFAG accelerator at Kyushu University |
○米村 祐次郎,有馬 秀彦,池田 伸夫,魚住 裕介,石橋 健二,相良 健至,野呂 哲夫,是永 忠志,稲岡 悠士,宮沖 貴史,沖田 英史(九州大学),中山 久義,高木 昭(KEK),森 義治(京都大学原子炉実験所) |
○Yujiro Yonemura, Hidehiko Arima, Nobuo Ikeda, Yusuke Uozumi, Kenji Ishibashi, Kenshi Sagara, Tetsuo Noro, Tadashi Korenaga, Yushi Inaoka, Takashi Miyaoki, Hidefumi Okita (Kyushu University), Hisayoshi Nakayama, Akira Takagi (KEK), Yoshiharu Mori (KURRI) |
九州大学加速器・ビーム応用科学センターでは、ビームを利用した教育および原子核科学、医療応用基礎科学等におけるビーム応用研究を推進することを目的として、FFAG加速器を主加速器とした加速器施設の整備が進められている。本加速器施設は、陽子サイクロトロンとFFAG 加速器によって構成されている。サイクロトロンから入射された10 MeVの陽子ビームはFFAG加速器によって125 MeVまで加速され、加速器外へ取り出される。平成23年12月から主リングのビームコミッショニングが開始され、平成24年2月に入射エネルギーにおいてビームの周回を確認した。前年度までにサイクロトロンのパルスイオン源、多重入射法を用いたビーム入射システム、高周波加速空洞の運転調整、および、ビームプロファイルモニターの整備が完了した。現在、高周波加速空洞を主リングへ組み込み、ビーム取出しに向けたビーム加速実験が行われている。本発表では、FFAG加速器のビームコミッショニングの現状、具体的には閉軌道の歪み(COD)やベータトロンチューンの測定結果について報告する。また、高周波加速空洞用磁気シールド、COD補正電磁石、チューン補正磁極、ビーム位置モニター、制御システム等の開発状況について詳細を報告する。 |