SUP007 ポスターセッション2 8月4日 豊田講堂1階アトリウム 13:00 - 15:00 |
SuperKEKB主リングにおける電磁石アライメント方針の検討 |
EXAMINATION OF MAGNET ALIGNMENT POLICY FOR SUPERKEKB MR |
○森田 昭夫,小磯 晴代,大西 幸喜,生出 勝宣,杉本 寛(高エネ研) |
○Akio Morita, Haruyo Koiso, Yukiyoshi Ohnishi, Katsunobu Oide, Hiroshi Sugimoto (KEK) |
SuperKEKBは、KEKB B-factoryの 40倍のルミノシティーを目標として建設中の 非対称エネルギー電子-陽電子衝突型加速器である。 設計ルミノシティーの達成に必要となる pm級の垂直エミッタンス (ビーム・ビーム効果を含めて8〜11pm)を実現する上で、 電磁石のアライメントの品質は極めて重要となってくる。 SuperKEKBで再利用する KEKB B-factoryのトンネルでは、10年に渡る運転の間に 沈下により鉛直方向に約25mmの歪みが発生している。 SuperKEKBの建設では、衝突点近傍の直線部以外ではKEKB B-factoryから 既設のビームラインの大半を流用する設計となっている。 これら既設のビームラインの電磁石をどのようにアライメントするかは、 光学系の垂直エミッタンスと建設スケジュールに直結する問題である。 SuperKEKBでは、光学系の性能を一定の水準に保ちつつ、既設の電磁石での 大きなアライメント修正を避けるようアライメント方針を定めた。 これへ至る経緯と光学系の性能評価について報告する。 |