SSFP25  施設現状報告ポスター常設展示  8月3日-4日 豊田講堂2階ロビー 13:00 - 15:00
あいちSR光源加速器の現状
Present status of accelerators of Aichi Synchrotron Radiation Center
 
○高嶋 圭史,保坂 将人,山本 尚人(名大SRセンター),高見 清(大阪府立大),高野 琢,真野 篤志,森本 浩行(名大SRセンター),加藤 政博(分子研UVSOR),堀 洋一郎(KEK),佐々木 茂樹(高輝度光科学研究センター),江田 茂(九州シンクロトロン光研究センター),竹田 美和(あいちSR)
○Yoshifumi Takashima, Masahito Hosaka, Naoto Yamamoto (Nagoya University), Kiyoshi Takami (Osaka Prefecture University), Takumi Takano, Atsushi Mano, Hiroyuki Morimoto (Nagoya University), Masahiro Katoh (UVSOR), Yoichiro Hori (KEK), Shigeki Sasaki (JASRI/SPring-8), Shigeru Koda (SAGA-LS), Yoshikazu Takeda (AichiSR)
 
あいちシンクロトロン光センター(あいちSR)は、愛知県の科学技術政策である「知の拠点あいち」計画における中核施設として、中部地区を中心とする大学、研究機関、産業界、行政の協力によって整備が進められている。運営は公益財団法人科学技術交流財団が行い、加速器やシンクロトロン光ビームラインなどに対する技術的な支援を、名古屋大学シンクロトロン光センターを中心とする大学連合が行っている。 加速器は、50 MeV直線加速器、1.2 GeVブースターシンクロトロン、1.2 GeV蓄積リングから成っている。蓄積リングは周長72 m、ラティス構成はTriple-bendの4回対称であり、12台の偏向電磁石のうち、4台はピーク磁場5T、偏向角12°の超伝導電磁石、8台は磁場強度1.4 T、偏向角39°の常伝導電磁石である。直線部にはアンジュレ-タが設置されている。 あいちSRは2013年3月22日に開所式が行われ、3月26日から供用が始まっている。現在建設されているビームラインは、(1)硬X線XAFS、蛍光X線、(2)粉末X線回折、(3)軟X線XAFS、光電子分光、(4)真空紫外分光、光電子分光、(5)X線反射率、薄膜表面回折、(6)広角・小角散乱であり、2013年6月末時点で(4)を除く5本のビームラインが供用されている。 本発表では、あいちSRの光源加速器の現状と施設の概要について報告する。