SAP108  ポスターセッション1  8月3日 豊田講堂2階ロビー 13:00 - 15:00
レーザー航跡場電子加速に用いるプラズママイクロオプティクス
Transient plasma micro optics for laser wakefield electron acceleration
 
○水田 好雄(阪大院工),細貝 知直,益田 伸一,ジドコフ アレクセイ,中新 信彦,金 展(阪大光科学センター),中原 弘貴,幸原 朋広,岩佐 健太(阪大院工),神門 正城,ブラノフ セルゲイ(原子力機構関西),兒玉 了祐(阪大光科学センター、阪大レーザー研)
○Yoshio Mizuta (GSE, Osaka U.), Tomonao Hosokai, Shinichi Masuda, Alexei Zhidkov, Nobuhiko Nakanii, Zhan Jin (PPC, Osaka U.), Hiroki Nakahara, Tomohiro Kohara, Kenta Iwasa (GSE, Osaka U.), Masaki Kando, Sergei Bulanov (KPSI, JAEA), Ryosuke Kodama (PPC, Osaka U. , ILE, Osaka U.)
 
我々は、高い指向性をもつ単色の高エネルギー電子ビームをレーザー航跡場加速により安定に生成するためプラズママイクロオプティクス(TPMO:Transient Plasma Micro Optics)を用いることを提案している。TPMOとはプリフォームドプラズマを利用した集光・光導波デバイスである。生成された長尺のプラズマチャネルを含むTPMOを用いることで加速距離が長くなり、その結果位相回転が起こり電子ビームの単色化が期待できる。また、高エネルギー化も同時に期待できる。TPMOの研究において我々は、臨界パワー以下の適度なレーザー強度により生成される長尺かつ深いプラズマチャネル(スプラッシュチャネル)の形成を実証している。 現在、レーザー航跡場加速実験を行うための2ビームレーザーシステムを大阪大学光科学センターに構築し実験を開始している。本発表ではTPMOを利用したレーザー航跡場による高品質な極短電子ビーム発生および加速に関する見積・準備と実験について議論する。