SAP067 ポスターセッション1 8月3日 豊田講堂2階ロビー 13:00 - 15:00 |
東北大学 1.2 GeV ブースターシンクロトロン アップグレード用、四極・六極組合せ電磁石2種類の設計、製造、測定、設置、アラインメント |
Design, fabrication, measurement, installation and alignment of 2 types of quadrupole-sextupole combined magnets for the upgrade of the 1.2 GeV booster synchrotron at Tohoku University. |
○ベークマン ウィリアム,アントワンヌ シルヴァン,ボッシェ パトリス,フォレ フレデリック,ジフコフ ペトコ,ジュハノ パトリス,ルレ マリジュリー,スイネン ロラン,タヤルダ サミュエル(シグマフィ ヴァンヌ フランス),浜 広幸,日出 富士雄(東北大学電子光理学研究センター仙台) |
○William Beeckman, Sylvain Antoine, Patrice Bocher, Frederick Forest, Petko Jivkov, Patrice Jehanno, Marie-julie Leray, Laurent Swinnen, Samuel Taillardat (SIGMAPHI, Vannes, France), Hiroyuki Hama, Fujio Hinode (Research Center for Electron Photon Science, Tohoku Univ.) |
東北大学の1.2 GeV ブースターシンクロトロンのアップグレードは、2011年3月11日に発生した東日本大震災からの復興計画の一環です。標準的な四極電磁石を四極・六極組合せ電磁石に置き換えることにより、負の値を持つナチュラルクロマティシティを正の値へと補正し、ヘッドテイル不安定性を抑制するものであり、これにより至極不安定な、m = 0モードの成長を防止します。 2012年1月、Sigmaphiは、組合せ電磁石2種類の設計と、各タイプ8台の電磁石の製造を受注しました。これには、回転コイルとホールプローブによる各ユニットの測定が含まれています。また本件は、既存の四極電磁石の解体と、新規の組み合わせ電磁石の設置が要件とされ、真空チャンバーの分解と再組立て、そして新規の超高真空ガスケットの取り付けも含まれます。最終的に、すべてのブースター電磁石、つまり双極電磁石8台、アクロマット四極電磁石4台、新規の組合せ電磁石16台が、2013年1月中旬前に±0.2mmの精度で再アライメントされました。本発表は、複数の工程における主要ステップを概括し、業績、成果を紹介するものであります。 |