SAP040 ポスターセッション1 8月3日 豊田講堂1階アトリウム 13:00 - 15:00 |
BNLにおけるRHIC、NSRL用レーザーイオン源のエミッタンス測定 |
Emittance from laser ion source for RHIC and NSRL in BNL |
○関根 恵,澁谷 達則,林崎 規託(東工大),岡村 昌宏(ブルックヘブン国立研究所) |
○Megumi Sekine, Tatsunori Shibuya, Noriyosu Hayashizaki (Tokyo.Tech), Masahiro Okamura (BNL) |
米国ブルックヘブン国立研究所の電子ビームイオン源(EBIS)はRelativistic Heavy Ion Collider(RHIC)とNASA Space Radiation Laboratory(NSRL)用の重イオン源である。レーザーイオン源(LIS)は、低エミッタンスビームを生成でき、1秒ごとに核種の切り替えが可能であるため、EBISへの1価イオンの入射器として採用された。RHICへはAuとCuを、NSRLへは宇宙線シミュレーション実験のためC, Al, Si, Cr, Fe, Cu, Ta等を供給する。 LISからのイオン電流を保持するため、ダブルパルスレーザーを使用し、さらにプラズマドリフト区間においてはソレノイドを用いたシステムを完成させた。EBISの入射位置における電流値とエミッタンスを、ファラデーカップとペッパーポットを用いてそれぞれ測定した結果、EBIS用入射器としての要求を十分満たすことに成功した。 |