SAP037 ポスターセッション1 8月3日 豊田講堂1階アトリウム 13:00 - 15:00 |
J-PARC MRにおける縦方向エミッタンス増大操作のシミュレーション |
Simulation of controlled longitudinal emittance blow-up in J-PARC MR |
○山本 昌亘,野村 昌弘,島田 太平,田村 文彦(原子力機構),絵面 栄二,原 圭吾,長谷川 豪志,大森 千広,高木 昭,高田 耕治,戸田 信,吉井 正人(高エネ研),シュナーゼ アレクサンダー(GSI) |
○Masanobu Yamamoto, Masahiro Nomura, Taihei Shimada, Fumihiko Tamura (JAEA), Eizi Ezura, Keigo Hara, Katsushi Hasegawa, Chihiro Ohmori, Akira Takagi, Koji Takata, Makoto Toda, Masahito Yoshii (KEK), Alexander Schnase (GSI) |
J-PARC MRでは、大強度陽子ビームを前段のRCSから受け取り、30 GeVまで加速している。縦方向のエミッタンスについてはMRは10 eVsで設計されているが、RCSの通常加速パターンでは5 eVsのビームが取り出されるため、どこかの段階で縦方向エミッタンスを増大させることが求められる。特に、MRのフラットトップにおいて遅い取り出しを行う場合にはMicrowave instabilityの問題があるため、エミッタンスを大きくしておく必要がある。 RCSの加速後半にはRFバケツに余裕があるため、RCSでエミッタンスを増大させることができれば、エミッタンスが大きく、かつバンチングファクターも大きなビームをMRに入射することができ利点が多いが、RCS、MRともにキッカーが長いバンチに対応できないため、MRにおいてエミッタンスを 増大させることを検討している。 本発表では、加速に使う基本波よりも高い周波数の加速空洞で位相変調することにより、エミッタンス増大操作を行うシミュレーション結果について述べる。 |