SAP023 ポスターセッション1 8月3日 豊田講堂1階アトリウム 13:00 - 15:00 |
あいちSRにおけるトップアップ運転の現状 |
Present Status of Top-up operation at Aichi SR Storage ring |
○山本 尚人,保坂 将人,高野 琢,真野 篤志,高嶋 圭史(名大 シンクロトロン光研究センター),加藤 政博(分子科学研究所 極端紫外光施設) |
○Naoto Yamamoto, Masahito Hosaka, Takumi Takano, Atsushi Mano, Yoshifumi Takashima (NUSR, Nagoya University), Masahiro Katoh (UVSOR, IMS) |
あいちSRでは2012年3月より加速器のコミッショニングを開始、同10月には規定の300 mA を蓄積した状態で原子力安全技術センターによる施設検査に合格した。その後、加速器・ビームライン調整を続け、今年の3月より供用を開始した。以降、あいちSRでは毎週火曜から金曜日の10:00 – 18:30 までを営業時間とし、300 mAのトップアップ運転を行っている。 あいちSRの光源加速器は入射器として50 MeVの線形加速器と1.2 GeVのフルエネルギーブースターシンクロトロンから成り、これらは1 Hzで運転している。現状、蓄積リングへのビーム入射はキッカー電磁石四台によるバンプ入射を行っている。最近の運転において蓄積電流値の安定度は約0.2%であり、これは入射器の安定性によって制限されている。 また、来年度には現状のバンプ軌道内に新規ビームラインが建設されることが決まっており、これに伴った入射方式の変更が必要とされている。我々は従来のバンプ入射に代わりパルス六極入射を検討している。 本発表ではあいちSRのトップアップ運転及び検討中のパルス六極入射について詳細を報告する。 |