SAOS01 加速器理論・ビームダイナミクス/ハドロン加速器1 8月3日 シンポジオン会議室 15:10 - 15:30 |
J-PARC 3-50BTラインにおける光学系の調整 |
Optics tuning at the J-PARC 3-50BT line |
○原田 寛之,明午 伸一郎,田村 文彦(原子力機構/J-PARCセンター),白形 政司,佐藤 洋一,手島 昌己,橋本 義徳,五十嵐 進,小関 忠(高エネ研/J-PARC) |
○Hiroyuki Harada, Shin-ichirou Meigo, Fumihiko Tamura (JAEA/J-PARC), Masashi Shirakata, Yoichi Sato, Masaki Tejima, Yoshinori Hashimoto, Susumu Igarashi, Tadashi Koseki (KEK/J-PARC) |
J-PARC 3-50BTは、速い繰り返しのシンクロトロン(3GeV RCS)から出射されたビームを遅い繰り返しのシンクロトロン(MR)に輸送するビームラインである。空間電荷効果などビームのエミッタンスやハローを増加させる複合的な要因は、大強度の陽子ビームでは強度が増加するにつれて、非線形に増加する。加えて、MRの物理アパーチャは81πmmmradであり、RCSの486πmmmradと比較して小さい。そのため、一般的なビーム輸送ラインの役割とは異なり、3-50BTではコリメータエリアを要し、ビームを所定のエミッタンスまで削る機能を有する。この性能を十分に発揮するためには、3-50BTでの光学系を把握ならびに調整する必要がある。本講演では、3-50BTにおける光学系の測定手法を紹介し、測定結果と計算モデルに基づいた調整結果を報告する。 |